“おくにかぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
阿国歌舞伎	66.7%
於国歌舞伎	33.3%

阿国歌舞伎

「そりゃお父つぁん。これでもいろんなことがあったよ。阿国歌舞伎（おくにかぶき）で、あちこち打ってまわったり、ものまねのようなことをしてみたり——」

巷説享保図絵 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

四条の河原に、阿国歌舞伎（おくにかぶき）がかかっている、その評判をもちだしているのだった。

宮本武蔵：03 水の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

於国歌舞伎

「これからこよいの貴賓（まろうど）のために、近ごろ都はいうもおろか鄙（ひな）にまで聞え渡った於国歌舞伎（おくにかぶき）をごらんにいれまする。そもそもこの於国（おくに）歌舞伎となん申しはべる歌舞の由来は……」

新書太閤記：10 第十分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)