“おぎくぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
荻窪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荻窪おぎくぼの知人の世話で借れる約束になっていた部屋を、ある日、彼が確かめに行くと、話は全くいちがっていた。茫然ぼうぜんとして夕ぐれのみちを歩いていると、ふと、その知人と出逢であった。
永遠のみどり (新字新仮名) / 原民喜(著)
わたしの知る限りでも、東京で雷雨の多いのは北多摩たま郡の武蔵野町から杉並区の荻窪おぎくぼ阿佐ヶ谷あさがやのあたりであるらしい。甲信こうしん盆地で発生した雷雲が武蔵野の空を通過して、房総ぼうそうの沖へ流れ去る。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
昭和七年二月十三日 荻窪おぎくぼ、女子大学句会。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)