“おおとりげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大鳥毛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等は三条の旅宿に二三日の逗留とうりゅうをして、都の春を十分に楽しむと、また大鳥毛おおとりげやりを物々しげに振立てて、三条大橋の橋板を、踏みとどろかしながら、はるか東路あずまじへと下るのであった。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
烏丸御池からすまおいけにあったが、近所に劉石舟りゅうせきしゅうという詩人が住んでいて、その孫の話に、当時雲浜の収入はよほどあるものと見え、暮し向き裕かで、訪客絶えず、槍長刀大鳥毛おおとりげ供触ともふれをした客すら見受ける。
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)