“おおでんま”の漢字の書き方と例文
語句割合
大伝馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大丸は大伝馬おおでんま旅籠はたご町から大門通りへ折れまがって裏まで通った、一丁の半分以上を敷地にして幾戸前かの蔵と店とで、糸店いとだなによった方に広い土間があった。
鉄道馬車時代の線路は両方にあって、浅草へむかって行きの線路は、本町、大伝馬おおでんま町、通旅籠とおりはたご町、通油とおりあぶら町、通塩とおりしお町とつらなった問屋筋の多い街の方にあって、街の位は最上位であった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
源泉小学校は大伝馬おおでんま町の裏にあって、格子戸がはまった普通の家造りで、上って玄関、横に二階をもった座敷と台所。たぶん台所と並んだ玄関の奥へ教場の平屋を建てましたのであろう。