“えんしょうばこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
煙硝箱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろしい、はしッこさで、かれがねらってきたのは鉄砲火薬てっぽうかやくをつめこんである一棟ひとむねだった。見ると、戦時なので、煙硝箱えんしょうばこも、つみだしてあるし、くらの戸も、観音かんのんびらきにいている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょこちょこと、くらのなかへはいった竹童は、れいの松明たいまつに、火をつけて、まン中におき、藁縄わらなわ綱火つなびが火をさそうとともに、このなかの煙硝箱えんしょうばこが、いちじに爆発するようにしかけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)