“えうさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夭扎50.0%
夭札50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聿庵いつあんの弟、支峰の兄で、里恵の始て生んだ男児である。山陽は喜んで母に報じた。「家書新有承歓処。報向天涯獲一孫。」しかし辰蔵は後僅に六歳にして夭扎えうさつした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
阿部家では此年三男寛三郎正寧まさやす正精まさきよの嗣子にせられて、将軍家斉に謁見した。これは嫡男正粋まさただが病を以て罷められ、次男が夭札えうさつしたからである。勤向覚書に下の文がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)