“うけじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
請地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、今は請地うけじへ越したよ。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
少しは頭脳あたまがはっきりし、悲しみもれて行ったが、請地うけじではもう早起きの父が起きている時分だなぞと考えてみたりした。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
向島の請地うけじにまだ壁も乾かない新建ちの棟割むねわりを見つけて契約し、その日のうちに荷造りをしてトラックで運び出してしまい、千葉を引き払った銀子たちがそこへ落ち着いたのは
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)