“ういじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
初陣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝え聞くところによると、東山道総督として初陣ういじんの途に上った岩倉少将はようやく青年期に達したばかりのような年ごろの公子である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
少佐は初陣ういじんの手柄だからうれしそうだ。清君も、大きな任務をはたしたものだから、心臓の血が、どきどきとおどっている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
明日の合戦幸先さいさきよし、上方では初陣ういじん、ここでがんりきの腕を見せて、甲州無宿の腕は、片一方でさえこんなもの、というところを贅六ぜいろくに見せてやる。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)