“いつとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一得50.0%
一徳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草花いぢりも夏の一得いつとくであらう。氣を換へるに非常にいゝ。筆の進まぬ時氣持の重い時、ひよいと庭の畑に出て、草をむしり、水をる。
つきあひ下手べたの三田でも、珍しいといふのが一徳いつとくで、會場では存外もてた。殊に最近迄新聞に連載されてゐた小説の作者だといふのが、人々の好奇心をそゝつた。食堂では田原と並んで席に着いた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)