“いっしゃせんり”の漢字の書き方と例文
語句割合
一瀉千里100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが貴方の過去の御記憶を喚び起す最初のヒントになりますので、それから先は恐らく一瀉千里いっしゃせんりに、貴方の過去の御記憶の全部を思い出される事に相成りましょう
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
となんのくふうもなく、よく意味もわからないで一瀉千里いっしゃせんりに書き流して来たが、「死」という字に来ると、葉子はペンも折れよといらいらしくその上を塗り消した。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
校長はもう云い出したので、一瀉千里いっしゃせんりにまくしかけた。
フランドン農学校の豚 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)