“いちりゅうきんたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
一粒金丹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なか二年置いて文化十一年に一粒金丹いちりゅうきんたんを調製することを許された。これは世に聞えた津軽家の秘方で、毎月まいげつ百両以上の所得になったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
優はなお勧めてまなかった。そこへ一粒金丹いちりゅうきんたんのやや大きい注文が来た。福山、久留米くるめの二カ所から来たのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
棠軒は福山藩から一粒金丹いちりゅうきんたんを買うことを託せられていたので、この任を果たすかたわら、故旧の安否を問うたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)