“いたづらぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪戯気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪戯気いたづらぎのまじつた好奇心が、押へ切れず起つて来た。一蔵はいつものやうにぐに階下には降りず、新刊の小説を取り出して来て、窓際まどぎはで読みはじめた。
姉弟と新聞配達 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
山陽などはどうもやりさうなり。竹田になるとそんな悪戯気いたづらぎは、嘘にもあつたとは思はれず。返す返すも竹田は善き人なり。「田能村たのむら竹田」と云ふ書を見たら、前より此の人が好きになつた。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)