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いたごと
ふりがな文庫
“いたごと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
痛事
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
痛事
(逆引き)
そして、——このところしばらく
痛事
(
いたごと
)
がないと思っていたとたんに、又しても「お笛引取り」と云う
大罠
(
おおわな
)
に引懸ったのである。しかも……芸妓あがりの女を、嫁に娶ってくれというのだ。
嫁取り二代記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
これは実際彼にとっては、予期以上の
痛事
(
いたごと
)
であった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さうでなくても、つましい上にもつましくしてゐる場合であるのに、たとひ僅かの買ひ物にもせよ、リヽーのために
出銭
(
でせん
)
が
殖
(
ふ
)
えると云ふことは、随分
痛事
(
いたごと
)
なのである。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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(7作品)
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