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あゐくま
ふりがな文庫
“あゐくま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
藍隈
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藍隈
(逆引き)
曾
(
かつ
)
て上野から下谷へかけて、一代の
嬌名
(
けうめい
)
を馳せた美女が、さながら
藍隈
(
あゐくま
)
を取つた鬼女の姿に變貌して居るのです。
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それつきりの話なら、御用にも十手にも及ぶまいよ、
從妹
(
いとこ
)
の顏が
藍隈
(
あゐくま
)
の鬼女に見えたのも、大方身持のせゐだらう。身持になつたばかりの女は、妙なことを氣にするものだよ」
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
顏は絶望と忿怒に
藍隈
(
あゐくま
)
を
刷
(
は
)
いたやう、毒蛇のやうにキラキラと光る眼、膏汗の浮いたこめかみには
蚯蚓
(
みゝず
)
のやうな血管が
腫
(
は
)
れて、風のやうな呼吸、キリキリと噛む齒、此上もなく念入りに縛られ乍らも
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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