“あるきかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歩行方66.7%
歩方33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
用の少い官吏とか會社員とかが、仕樣事なしの暇つぶしに、よくる奴で、恁麽こんな事をする男は、大抵彈力のない思想を有つて居るものだ。頭腦に彈機の無い者は、足に力の這入らぬ歩行方あるきかたをする。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「君の歩行方あるきかたがさ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
齢は二十一二であらう。少し鳩胸の、肩に程よいまろみがあつて、歩方あるきかたがシツカリしてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)