“あまぜ”の漢字の書き方と例文
語句割合
尼前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、自分にかなわぬ今の希望を、子の代につないでも、やがて尼前あまぜとお息子のような道を、私たちも、気を長う、後から歩くことにしましょうわえ
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨夜、淀の辺にて、配下の者が、人もあろうに、足利殿の御縁者という尼前あまぜめしいのお息子を、ほかの怪しき雑囚ざっしゅうと共に、つい六波羅牢へ曳き入れまいた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それとも、盲法師と尼前あまぜを無事に都へとどけて、御苦労ともいわれず、再び主家へ戻って、一生武家郎党のはしで終るか。どっちをるかだ、ここの思案は
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)