“あとがね”の漢字の書き方と例文
語句割合
後金100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こいつが焼跡へ忍んで行くから、その通りついて行って見ると、その焼跡を鉄の棒でほじくって、そこで金目になりそうなものは、雪駄せった後金あとがねであろうとも、鎌の前金であろうとも
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
後金あとがね五両、たしかずらな?」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ところで、あの足音だ、——後金あとがねの緩んだ雪駄せったを引摺り加減に歩くところは、女や武家や職人じゃねえ、落魄おちぶれた能役者でなきゃアまず思案に余ったお店者たなものだ」