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あくら
ふりがな文庫
“あくら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
飽浦
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飽浦
(逆引き)
「なるほど、
飽浦
(
あくら
)
の佐々木党、加治源太左衛門らが知ったとあれば、油断はならぬが、それにはそれの、後ろ備えを当てておけば、仔細はあるまい」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それはよいが、和殿がいないここ数日のまに、いやな雲行きが
飽浦
(
あくら
)
の空に見え出したのだ。気味悪い雲行きがの」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「たとえ
飽浦
(
あくら
)
の佐々木党が、どう討って出て来ようと、まず先帝を、われらの陣に迎え取れば、即座に、山陽山陰のお味方が、
風
(
ふう
)
をのぞんで
輦下
(
れんか
)
へ
馳
(
は
)
せさんじるに相違ない」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
加治、倉田、
飽浦
(
あくら
)
、田井などの諸党に迎えられて、尊氏は加治安綱の邸に入った。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御使
(
みつかい
)
の
賢俊
(
けんしゅん
)
御坊も、おなやみの最中と、事を割ってはなしますと、思案のすえ、ならば供のうちに、備前
飽浦
(
あくら
)
の佐々木党の一人、加治源太左衛門安綱がおる、これは海上の案内にくわしい侍
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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