“あきだる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空樽95.2%
明樽4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茂吉は例の空樽あきだるの上から、手燭を持つて來ました。手頃な蝋燭らふそくが一本立つて居りますが、それは三分の二ほど殘して吹き消されて居ります。
空樽あきだるの腰掛だね、こちとらだって夏向は恐れまさ、あのそら一膳飯屋から、横っちょに駆出したのが若様なんです。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「夜蕎麦売りの仁助で、その隣りが明樽あきだる買いの久八です」と、庄太は答えた。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)