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『水のほとりに』
ふりがな文庫
『
水のほとりに
(
みずのほとりに
)
』
水の辺りに零れる 響ない真昼の樹魂。 物のおもひの降り注ぐ はてしなさ。 充ちて消えゆく もだしの応へ。 水のほとりに生もなく死もなく、 声ない歌、 書かれぬ詩、 いづれか美しからぬ自らがあらう? たまたま過ぎる人の姿、獣のかげ、 それは皆 …
著者
三富朽葉
初出
「自然と印象 第一集」自由詩社、1909(明治42)年5月10日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
美
(
うるは
)
辺
(
ほと
)
中
(
なか
)
充
(
み
)
応
(
こた
)
樹魂
(
こだま
)
零
(
こぼ
)
香
(
か
)