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『御霊うぶや』
ふりがな文庫
『
御霊うぶや
(
みたまうぶや
)
』
うごめくはこれ何者ぞ、 牢獄に等しき闇を—— ひとつかとまなこ据うれば、 その数は増して行くなり、 まとへるぞみな墨ごろも—— 黒法師——無為の行列。 暗きより暗きに入りて、 かへり見る光だになし。 わが霊のなやむ産屋か。 相向ふかゞみの法 …
著者
岩野泡鳴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「新小説 第十一年第三巻」春陽堂、1906(明治39)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
無為
(
むゐ
)
霊
(
たま
)
墨
(
すみ
)
据
(
す
)
産屋
(
うぶや
)
脊
(
せ
)
闇
(
やみ
)