トップ
>
『芥川の印象』
ふりがな文庫
『
芥川の印象
(
あくたがわのいんしょう
)
』
今でこそ余程薄れたやうですが、昔は「芥川の脣」と云へば僕達の間では一寸評判のものでした。久米などはよく「芥川の脣」を噂した事がありました。芥川は御承知の通り色白の方であるのに、其の脣と云ふのが真紅で稍紫色を帯び非常に印象的なものでした、美女 …
著者
菊池寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新潮」1917(大正6)年10月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
高踏
(
アルーフネス
)
限
(
かぎり
)
稍
(
やゝ
)
何
(
ど
)
気障
(
きざ
)
見栄
(
みえ
)
頗
(
すこぶ
)