トップ
>
『怪奇一夕話』
ふりがな文庫
『
怪奇一夕話
(
かいきいっせきばなし
)
』
春の雑誌に何か怪奇趣味の随筆めいたものを書けと命ぜられた。これは難題であると私は思った。 昔も今も新年は陽気なものである。お屠蘇の一杯も飲めば、大抵の弱虫も気が強くなって、さあ矢でも鉄砲でも幽霊でも化物でも何でも来いということになる。怖い物 …
著者
岡本綺堂
初出
「中央公論」1935(昭和10)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眼
(
ま
)
也有
(
やゆう
)
可笑
(
おか
)
妄
(
みだ
)
干宝
(
かんぽう
)
彼
(
か
)
而
(
しか
)