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『母の手紙』
ふりがな文庫
『
母の手紙
(
ははのてがみ
)
』
幸助 けさ手紙をうけとった やっぱり達者でいてくれたか わたしは思わず手紙をおしいただいただ もしやこの暑さでやられてでもいるのではないかと心配していたに 牢やの中はどんなに暑いじゃろうねい そここそ地獄じゃもの 夏は出来るだけ暑いように冬 …
著者
中野鈴子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「ナップ 第一巻第四号」戦旗社、1930(昭和5)年12月13日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
力
(
りき
)
不幸
(
ふしあわせ
)
在所
(
ざいしょ
)
寝
(
ね
)
無
(
ね
)
生計
(
くらし
)
障
(
さわ
)