トップ
>
『ある死、次の死』
ふりがな文庫
『
ある死、次の死
(
あるし、つぎのし
)
』
花嫁が式服を替えて、再座に著いた頃には、席は既に可なりな乱れやうであつた。 隆治夫妻は、機会さへあれば、もう帰りたいと思つてゐた。そこへ、廊下伝ひに来た女中が、彼等の背後の障子を静かに開けた。 「吉田さん、でいらつしやいますね。」と確めるや …
著者
佐佐木茂索
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第三十四巻第五号」新潮社、1921(大正10)年5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたは
)
染
(
じ
)
薄
(
うつす
)
白
(
しら
)
細
(
こま
)
小母
(
おば
)
故意
(
わざ
)