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『病室より』
ふりがな文庫
『
病室より
(
びょうしつより
)
』
外は海老色の模造革、パチンと開けば、内には溝状に橄欖色の天鵞絨の貼つてある、葉卷形のサツクの中の檢温器!37 といふ字だけを赤く、三十五度から四十二度までの度をこまかに刻んだ、白々と光る薄い錫の板と、透せば仄かに縁に見える、細い眞空管との入 …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
全
(
まる
)
邪慳
(
じやけん
)
冷
(
ひや
)
擡
(
もた
)
眼瞼
(
まぶた
)
罎
(
びん
)
足掻
(
あが
)