『冬』
まだすこしもスポオツの流行らなかつた昔の冬の方が私は好きだ。 人は冬をすこし怖がつてゐた、それほど冬は猛烈で手きびしかつた。 人はわが家に歸るために、いささか勇氣を奮つて、 ベツレヘムの博士のやうに、眞つ白にきらきらしながら、冬を冒して行つ …
著者 | ライネル・マリア・リルケ |
翻訳者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > ドイツ文学 > 詩 |
初出 | 「四季 第十四号」1936(昭和11)年3月10日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |
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