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『鴻ノ巣女房』
ふりがな文庫
『
鴻ノ巣女房
(
こうのすにょうぼう
)
』
隣りの紺屋の婆様から、ぎんはこんな昔語りをきいた。 或る山の中に男が一人小屋がけをして住んでいた。働いても働いても食うに事かく有様で、おのれの行末を考えては心細がっていた。或る晩大風があってほうぼうの大木が倒され畠の粟や稗がみんな吹きこぼれ …
著者
矢田津世子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸」1941(昭和16)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
内儀
(
じゃっちゃ
)
前
(
めえ
)
昔話
(
ムカシコ
)
塩辛
(
しょっぺえ
)
郷
(
くに
)
故郷
(
くに
)
郷里
(
くに
)
馬面
(
うまづら
)