トップ
>
『裸虫抄』
ふりがな文庫
『
裸虫抄
(
らちゅうしょう
)
』
横須賀にゐる妹(彼の妻の)のところで、当分彼の息子をあづかりたいと云つて寄越したのである。子供のない慎ましい夫婦暮しで、文学の本ばかり読んでゐる妹であつた。彼の息子は、彼が転地療養をすることになつたが、学校の都合で東京の親戚にのこつてゐた。 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第三十二巻第三号」新潮社、1935(昭和10)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
能
(
かな
)
陽
(
ひかり
)
験
(
ためし
)
極大
(
マキシマム
)
極小
(
ミニマム
)
二十
(
はたち
)
午
(
ひる
)
諾
(
き
)
錑
(
もぢり
)
黙劇
(
パントマイム
)