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『街角』
ふりがな文庫
『
街角
(
まちかど
)
』
郊外に間借りをしてゐた森野が或る夕方ステツキをグル/\回しながら散歩してゐると、停車場のちかくで、ひとりの美しい婦人に呼びかけられた。 「……誰方でしたかしら?」 森野はそんな婦人に心あたりもなかつたので、思はずさう訊き返さうとした時、 「 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「週刊朝日 第二十五巻第十二号」朝日新聞社、1934(昭和9)年3月11日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
化粧
(
けは
)
言
(
こと
)
難
(
にく
)
怪
(
け
)
腸
(
はらわた
)
誰方
(
どなた
)
身装
(
みなり
)
酒蛙
(
しやあ
)