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『同胞』
ふりがな文庫
『
同胞
(
どうほう
)
』
恒夫は四歳の時父に死なれて、祖父母と母とだけの家庭に、独り子として大事に育てられてきた。そして、祖父から甘い砂糖菓子を分けて貰い、祖母から古い御伽話や怪談を聞き、母の乳首を指先でひねくることの出来るうちは、別に何とも思わなかったが、小学校か …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1924(大正13)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眩
(
めまぐる
)
何時
(
なんじ
)
杳
(
はる
)
喫驚
(
びっくり
)
気配
(
けはい
)
血統
(
ちすじ
)
面皰
(
にきび
)