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『海賊と遍路』
ふりがな文庫
『
海賊と遍路
(
かいぞくとへんろ
)
』
私の郷里、小豆島にも、昔、瀬戸内海の海賊がいたらしい。山の上から、恰好な船がとおりかゝるのを見きわめて、小さい舟がする/\と島かげから辷り出て襲いかゝったものだろう。その海賊は、又、島の住民をも襲ったと云い伝えられている。かつて襲われたとい …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
但馬
(
たじま
)
唐黍
(
とうきび
)
団栗
(
どんぐり
)
札
(
ふだ
)
美作
(
みまさか
)
諂
(
へつら
)
讃岐
(
さぬき
)