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枝頭
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しとう
ふりがな文庫
“
枝頭
(
しとう
)” の例文
(
尽日
(
じんじつ
)
、春をたずねて春を見ず、
芒鞋
(
ぼうあい
)
踏みあまねし
隴頭
(
ろうとう
)
の雲、帰り来たりて笑って梅花をひねりてかげば、春は
枝頭
(
しとう
)
にありてすでに十分)
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
四辺
(
あたり
)
の林もしばしはこの青年に安き眠りを借さばやと、
枝頭
(
しとう
)
そよがず、
寂
(
せき
)
として音なし。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
二重瞼
(
ふたえまぶた
)
に寄る波は、寄りては
崩
(
くず
)
れ、崩れては寄り、黒い
眸
(
ひとみ
)
を、見よがしに
弄
(
もてあそ
)
ぶ。
繁
(
しげ
)
き若葉を
洩
(
も
)
る日影の、
錯落
(
さくらく
)
と大地に
鋪
(
し
)
くを、風は
枝頭
(
しとう
)
を
揺
(
うご
)
かして、ちらつく
苔
(
こけ
)
の定かならぬようである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“枝”で始まる語句
枝
枝折戸
枝垂
枝葉
枝折
枝垂桜
枝振
枝垂柳
枝豆
枝折門