“打撞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶつか82.4%
ぶつ17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小箪笥こだんすの上に飾つた箱の中の京人形は、蠅が一斉にばら/\と打撞ぶつかるごとに、硝子越がらすごしながら、其の鈴のやうな美しい目をふさいだ。
蠅を憎む記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ぼんやりうつむいている多津吉を打撞ぶつかったように見ると、眉はきりりとしたが優しい目を、驚いたさまみはりながら、後退あとじさりになって隠れたが。
師走しはす算段さんだん𢌞まはつて五味坂ごみざか投出なげだされた、ときは、懷中くわいちうげつそりとさむうして、しんきよなるがゆゑに、路端みちばたいし打撞ぶつかつてあしゆび怪我けがをした。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
蝶吉はつまずくように駒下駄を脱いで、俯向うつむけに蹌踉よろけ込んで、障子に打撞ぶつかろうとして、肩をかわし、退すさって、電燈を仰いで、ふみしめて立った。ほッという酒の息、威勢よく笑って
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)