“頭突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
づつき38.5%
ずつ30.8%
ずつき15.4%
ずづ7.7%
づつ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ありや、と威勢ゐせいよく頭突づつきかゞんで、鼻息はないきをふツとき、一散いつさんくろつてがら/\と月夜つきよ駈出かけだす。……
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
手前てめえが此の山口屋善右衞門へ八十両の為換かわせを取りに来たという事を聞いちゃアのがさねえ地獄耳、手前てめえの跡を付けて来て、転んだ振りで荒稼ぎ、頭突ずつきといって横腹よこっぱらを頭でって息のとめ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今のきゃあ!で転倒てんどうして、わっ、と云うて山の根から飛出す処へ、胸を頭突ずつきに来るように、ドンと嘉吉が打附ぶつかったので、両方へ間を置いて、この街道の真中まんなかへ、何と、お前様
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その打撃はすばやく、的確に才次の鼻柱に当り、才次がよろめくところを、栄二は身を跼め、相手の胸へ烈しい頭突ずづきをくれた。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ドンとつて、いぬ頭突づつきに、とびらいた。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)