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金文字
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きんもじ
ふりがな文庫
“
金文字
(
きんもじ
)” の例文
そのホテルの石は、みどり色の霧でしっとり
濡
(
ぬ
)
れていた。石の門の上に、
金文字
(
きんもじ
)
でほそく、HOTEL SWITZERLAND と彫り込まれていた。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ニールスは、
金文字
(
きんもじ
)
で書いた大きな
旗
(
はた
)
がヒラヒラしているのを見て、すぐにそれとわかりました。その人たちは、いつまでもいつまでも、歌っていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
後ろの丁字街の突き当たりには、破れた
匾額
(
へんがく
)
があって「
古
(
こ
)
×
亭口
(
ていこう
)
」の四つの
金文字
(
きんもじ
)
が
煤黒
(
すすぐろ
)
く照らされていた。
薬
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
外から中が見られるガラスの
棺
(
かん
)
をつくり、その中に姫のからだをねかせ、その上に
金文字
(
きんもじ
)
で白雪姫という名を書き、王さまのお姫さまであるということも、書きそえておきました。
白雪姫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
学術雑誌で名前を知っている偉い博士たちの研究室が、
納骨堂
(
のうこつどう
)
の中でもあるかのように同じ形をしてうちならび、白い大理石の小さい名札の上にその研究室名が
金文字
(
きんもじ
)
で
記
(
しる
)
されてあった。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
宗助
(
そうすけ
)
はしばらく
其前
(
そのまへ
)
に
立
(
た
)
つて、
赤
(
あか
)
や
青
(
あを
)
や
縞
(
しま
)
や
模樣
(
もやう
)
の
上
(
うへ
)
に、
鮮
(
あざや
)
かに
叩
(
たゝ
)
き
込
(
こ
)
んである
金文字
(
きんもじ
)
を
眺
(
なが
)
めた。
表題
(
へうだい
)
の
意味
(
いみ
)
は
無論
(
むろん
)
解
(
わか
)
るが、
手
(
て
)
に
取
(
と
)
つて、
中
(
なか
)
を
檢
(
しら
)
べて
見
(
み
)
やうといふ
好奇心
(
かうきしん
)
はちつとも
起
(
おこ
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
字
常用漢字
小1
部首:⼦
6画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚