白雪姫しらゆきひめ
むかしむかし、冬のさなかのことでした。雪が、鳥の羽のように、ヒラヒラと天からふっていましたときに、ひとりの女王さまが、こくたんのわくのはまった窓のところにすわって、ぬいものをしておいでになりました。女王さまは、ぬいものをしながら、雪をながめ …
題名が同じ作品
白雪姫 (新字新仮名)久生十蘭 (著)