“工夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くふう85.8%
こうふ13.1%
たくらみ0.6%
アイデア0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濁酒に限らず、イチゴ酒でも、くわの実酒でも、野葡萄のぶどうの酒でも、リンゴの酒でも、いろいろ工夫くふうして、酔い心地のよい上等品を作る。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
彼はいきなり、電燈工夫こうふの様に、その幹へ這い上った。全身汗びっしょりになって、やっと、窓と同じ高さの枝に達することが出来た。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「いくら今夜が闇の夜でも、誰かその辺に立ち聞きでもしてせっかくの工夫たくらみ邪魔じゃまされては骨折り損でございますゆえ、きたないけれど私の住居すまいでお話しようではございませんか」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
誰が考え出したか知りませんが、百物語の余興として計画したものなら、あれほど素晴らしい工夫アイデアはありません。