述立のべた)” の例文
心配そうな顔してグチャ/\述立のべたてると、奥平もおおいに驚いた顔色がんしょくを作り、左様そうか、ソリャ気の毒な事じゃ、さぞ心配であろう、かくに早く帰国するがかろう
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わたくしごと現在げんざいそのなんのぞんで、弦月丸げんげつまる悲慘ひさんなる最後さいごぐるまで、その甲板かんぱんのこつてつたは、今更いまさらその始終しじゆう懷想くわいさうしても彌立よだほどで、とてもくわしいこと述立のべたてるにしのびぬが
そして催眠術療法の効能を述立のべたてた印刷物すりものを二千枚とか市中に撒いたさうな。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
右の通り条目を並べて第一から第四まで述立のべたてゝ見れば、私の政府に出ないのは初めからチャンと理窟をめて箇様々々と自から自分を束縛してあるように見えるが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
神變しんぺん不思議ふしぎなる自動鐵車じどうてつしや構造こうぞうは、今更いまさら管々くだ/″\しく述立のべたてる必要ひつえうもあるまい、森林しんりんときは、旋廻圓鋸機せんくわいえんきよきと、自動鉞じどうまさかりとの作用さようで、みち切開きりひらき、やまのぼるには、六個ろくこ齒輪車しりんしや揚上機やうじやうき遞進機ていしんきはたらき