“若駒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わかごま71.4%
わかこま28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヂュリ けよはやう、あし若駒わかごまよ、かみ宿やどります今宵こよひ宿やどへ。フェートンのやうな御者ぎょしゃがゐたなら、西にしへ/\とむちをあてゝ、すぐにもよるれてうもの、くもったよるを。
平次は若駒わかごまのやうにはやりきつた八五郎を押へて、兎も角にも群衆をかきわけました。
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
この若駒わかこまはかなり方々を彷徨ほうこうしたのだったが、今はひとりでにもどってきて、民族のすきにつながれようとしていた。数人の友の実例で十分だった。
世に珍しいつやつやとした黒毛の若駒わかこまで、背も高く骨組みもたくましく、ひひんといなないて太いを打ち振りながら、ぱっかぱっかと街道を進む姿は、見るも勇ましいものでした。
天下一の馬 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)