“背中合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せなかあは40.0%
せなかあわ40.0%
せなかあ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したんで、背中合せなかあはせにたふれたまゝ、うめこゑさへかすかところなに人間にんげんなりとて容赦ようしやすべき。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ときにはわざと背中合せなかあわせにすわる場合ばあいもままあったが、さて、吉次きちじはやがて舞台ぶたいて、子役こやくとしての評判ひょうばん次第しだいたかくなった時分じぶんから、王子おうじったたがいおや
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
で、あしはこうちいたいたので、宛然さながら城址しろあと場所ばしよから、もり土塀どべいに、一重ひとへへだてた背中合せなかあはせの隣家となりぐらゐにしかかんじない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)