“場所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばしょ60.0%
ばしよ24.0%
ところ13.1%
にわ0.6%
ニハ0.6%
あと0.6%
しま0.6%
ぱしょ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある、おじさんは、いつもの場所ばしょへきて、としちゃんや、よっちゃんや、とめさんのいるまえで、ひばりをかごからはなしたのでした。
ひばりのおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ついてはなしがある。(さるどのの夜寒よさむひゆくうさぎかな)で、水上みなかみさんも、わたしも、場所ばしよはちがふが、兩方りやうはうとも交代夜番かうたいよばんのせこにてゐる。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
場所ところ山下やました雁鍋がんなべの少し先に、まが横丁よこちやうがありまする。へん明治めいぢ初年はじめまでのこつてつた、大仏餅だいぶつもち餅屋もちやがありました。
特別をもって庄三郎も軍議の場所にわに列せられ、尚他に諸角豊後、穴山梅雪、武田逍遥軒、板垣駿河、長坂釣閑ちょうかん、真田弾正同じく昌幸、円座を作って居流れた様は、堂々として由々しかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
神を迎へ神を祭る場所と言ふ義の明らかに見える祭りの場所ニハとしての宮廷にも、春の訪れに来向ふ者は、常世神でなく、山の神となつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おっ魂消たまげたことに、鼻はなくて、その場所あとがまるですべすべののっぺらぼうになっているではないか! 仰天したコワリョーフは水を持って来させて、タオルで眼を拭ったが
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
うまのやうに乘上のりあがつたくるまうへまへに、角柱かくばしら大門おほもんに、銅板どうばんがくつて、若葉町わかばちやうあさひくるわてかゝげた、寂然しんとした、あかるい場所しまたからである。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「きっと、場所ぱしょがいけないのだよ。」
いちじゅくの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)