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素裸
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すつぱだか
ふりがな文庫
“
素裸
(
すつぱだか
)” の例文
何
(
なに
)
、
貴女
(
あなた
)
、
男同士
(
をとこどうし
)
だ、と
何
(
ど
)
うかすると、
御近所
(
ごきんじよ
)
づから、
町内
(
ちやうない
)
では
錢湯
(
おゆや
)
の
中
(
なか
)
で、
素裸
(
すつぱだか
)
で
初對面
(
しよたいめん
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
をする
事
(
こと
)
がありますよ……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
畫題
(
ぐわだい
)
は『
自然
(
しぜん
)
の
心
(
こゝろ
)
』と謂ツて、ちらし
髪
(
がみ
)
の
素裸
(
すつぱだか
)
の
若
(
わか
)
い
婦
(
をんな
)
が、
新緑
(
しんりよく
)
の
雑木林
(
ざふきばやし
)
に
圍
(
かこ
)
はれた
泉
(
いづみ
)
の
傍
(
かたはら
)
に立ツて、自分の
影
(
かげ
)
の
水面
(
すゐめん
)
に映ツてゐるのを
瞶
(
みまも
)
ツてゐるところだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
家も、屋敷も、商品も、二重にも三重にも抵當に入つて、この盆には、
素裸
(
すつぱだか
)
で
抛
(
はふ
)
り出されるか、首でも
縊
(
くゝ
)
るより外に、貫兵衞の行く場所は無かつたのでした。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
で、
果
(
はて
)
は
亭主
(
ていしゆ
)
が、
蚤
(
のみ
)
を
除
(
よ
)
けるための
蚤
(
のみ
)
の
巣
(
す
)
に
成
(
な
)
つて、
棕櫚
(
しゆろ
)
の
毛
(
け
)
を
全身
(
ぜんしん
)
に
纏
(
まと
)
つて、
素裸
(
すつぱだか
)
で、
寢室
(
しんしつ
)
の
縁
(
えん
)
の
下
(
した
)
へ
潛
(
もぐ
)
り
潛
(
もぐ
)
り、
一夏
(
ひとなつ
)
のうちに
狂死
(
くるひじに
)
をした。——
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……
消防手
(
かしら
)
御免
(
ごめん
)
よ。
兄哥
(
あにい
)
怒
(
おこ
)
るな。
金屏風
(
きんびやうぶ
)
の
鶴
(
つる
)
の
前
(
まへ
)
に、おかめ、ひよつとこ、くりからもん/\の
膚
(
はだ
)
ぬぎ、あぐら、
中
(
なか
)
には
素裸
(
すつぱだか
)
で
居
(
ゐ
)
るではないか。
其處
(
そこ
)
が
江戸
(
えど
)
だい。お
祭
(
まつり
)
だ。
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
裸
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
“素裸”で始まる語句
素裸体
素裸足