“空約束”の読み方と例文
読み方割合
からやくそく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美登利みどりはかのはじめにしてうまれかはりしやう振舞ふるまいようあるをりくるわあねのもとにこそかよへ、かけてもまちあそことをせず、友達ともだちさびしがりてさそひにとけばいまいまにと空約束からやくそくはてし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
友達さびしがりて誘ひにと行けば今に今にと空約束からやくそくはてし無く、さしもに中よし成けれど正太とさへに親しまず、いつも耻かし気に顔のみ赤めて筆やの店に手踊の活溌かつぱつさは再び見るにかたく成ける
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)