“空樽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきだる95.2%
たる4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店は二十人もはいれるだろうか、暗くて湿っぽい土間に長い飯台が二つ、それを囲んで空樽あきだるに薄い蒲団を置いたものが並べてある。
落葉の隣り (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
このときし地下室をのぞいていた者があったとしたら、すみんだ空樽あきだるの山がすこし変にじれているのに気がついたであろう。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
空樽たるに腰を掛けて冷酒ひやをあふつてゐた
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)