“石竹色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきちくいろ80.0%
ピンク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石竹色せきちくいろくもが、かがみのようなきたそらに、あらわれたかとおもうと、それが天使てんしっている姿すがたとなり、やがて、ちいさくなって、とりのようになり、そして、えてしまった。
高い木と子供の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
若侍は美しく耳まで石竹色せきちくいろに染めて眼を輝やかした。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かう云ふ場所の十二時前はまだ宵であるから客は少ないが、石竹色ピンクの薄絹から腕を長く出した踊子の露西亜娘が二十人程、五色の光の中に娘同志で踊つてゐる。