“百合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆり97.0%
ゆる0.7%
フイオルダリーゾ0.7%
ユーリ0.7%
リリー0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人の王女は草の上に坐(すわ)つて、ふさ/\した金の髪を、貝殻(かひがら)の櫛(くし)ですいて、忘れなぐさや、百合(ゆり)の花を、一ぱい、飾りにさしました。
湖水の鐘 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
常陸那賀郡、上丁大舎人部千文(おおとねりべのちぶみ)の作である。「夜床(よどこ)」をユドコと訛ったから、「百合(ゆる)」のユに連続せしめて序詞とした。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
我見るに、過去(こしかた)未來(ゆくすゑ)の禍ひを小(ちひ)さくみえしめんとて、百合(フイオルダリーゾ)の花アラーニアに入り、クリストその代理者の身にてとらはれたまふ 八五—八七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「春(ファル)は野(ヌ)も山(ヤマ)も、百合(ユーリ)の花盛(ファナサカ)リーイ、行(イ)きすゅる袖(ソーデ)の匂(ニオ)のしおらしや……」
骨仏 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
コスモは再び彼女のほうをみると、彼女は百合(リリー)のような青白い顔色をして、悲しみの色が休みなき宝石の光りを妨げているように見えていた。その眼にはまたもや静かな涙がにじんでいた。