“氣兼”の読み方と例文
新字:気兼
読み方割合
きがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等(かれら)は障子(しやうじ)を張(は)る美濃紙(みのがみ)を買(か)ふのにさへ氣兼(きがね)をしやしまいかと思(おも)はれる程(ほど)、小六(ころく)から見(み)ると、消極的(せうきよくてき)な暮(くら)し方(かた)をしてゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
催(もよほ)し實(まこと)に驚き入たる御志操(おこゝろざし)なれども夫よりは貴孃(あなた)の御縹緻(ごきりやう)なれば御縁の口は何程も有るべし我等豫(かね)て頼(たのみ)置(おき)たれば先(まづ)待(まち)給へと云ふに否(いな)縁付も氣兼(きがね)が否なれば氣樂(きらく)に遊女奉公を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しばらく待(ま)ち合(あは)せてゐたが、宗助(そうすけ)はついに空腹(くうふく)だとか云(い)ひ出(だ)して、一寸(ちよつと)湯(ゆ)にでも行(い)つて、時間(じかん)を延(の)ばしたらといふ御米(およね)の小六(ころく)に對(たい)する氣兼(きがね)に頓着(とんぢやく)なく、食事(しよくじ)を始(はじ)めた。其時(そのとき)御米(およね)は夫(をつと)に
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)