“有験”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うげん80.0%
あらたか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北のかたを始め、わたくしどもまで心を痛めて、御屋形の門々かどかど陰陽師おんみょうじ護符ごふを貼りましたし、有験うげん法師ほうしたちを御召しになって、種々の御祈祷を御上げになりましたが
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
有験うげんの高僧貴僧百人、神泉苑しんせんえんの池にて、仁王経にんおうきょうこうたてまつらば、八大竜王はちだいりゅうおう慈現じげん納受のうじゅたれたまふべし、と申しければ、百人の高僧貴僧をしょうじ、仁王経を講ぜられしかども、其験そのしるしもなかりけり。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
新「いえ通り掛りの者ですが、此の雨に降りこめられました、もっと有験あらたかな観音様だと聞いておりますからお参りもする積りでございまする」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)