“書林”の読み方と例文
読み方割合
ほんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中々なか/\うまいね……エーわたくし書林ほんやから使つかひまゐりましたが、先生にこれは誠に少々せう/\でございますが差上さしあげてれろと、主人に斯様かうまうされまして、使つかひまかでました。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
伊太利いたりー著作家ちよさくかいたつて流行りうかうの人があつて、其処そこ書林ほんやから、本をあつらへまするに、今度こんど何々なに/\さくをねがひますとたのみにきまする時に、小僧こぞう遣物つかひものを持つてくんです。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
書林ほんや小僧こぞうおこつて、あんな吝嗇しみつたれやつはありやアしない、おれたび使賃つかひちんれた事がない、自分のうちならばもうきやしないと思つても、奉公ほうこううへだから仕方しかたがなく
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)